キュービクルなどの自家用電気工作物を所有する事業者には、重大事故を防ぐために定期点検を行い、その結果を記録・保存することが電気事業法で義務付けられています。
点検で指摘された機器の交換を長期間先送りにすると、設備の劣化が進み、思いもよらない波及事故や操業停止につながる可能性があります。
実際に、高圧ケーブルの経年劣化が原因で、工場が数時間停電し、近隣にも停電被害が及んだ事例が報告されています。
このようなリスクを避けるためには、「故障してから」ではなく、点検結果と機器ごとの耐用年数をもとに計画的な交換を進めることが重要です。
キュービクルの部品には、遮断器やコンデンサ、変圧器など、それぞれ目安となる耐用年数・交換推奨年数が示されており、設置環境も考慮したうえで更新計画を立てることが求められます。
特に、長期間使用している設備では、「まだ使えるかどうか」だけで判断せず、安全性・信頼性・メンテ性・省エネ性の観点から見直すことをお勧めします。